約10年前に自宅を建て替えました。子供のころから住み慣れた家で愛着がありましたが昭和36年の第二室戸台風で床上浸水して基礎部分が不安定になっていたことと、各所雨漏りが激しくなって天井板のシミ、腐食が目立ち始めたことで思い切って建て替えることにしました。自宅は最近では台風が通過することが少なくなりましたが紀伊半島と四国に挟まれた紀伊水道に面していて台風の時は雨量に関係なく必ず雨漏りがしていました。その都度バケツや風呂桶が部屋のなかで所狭しと並んでいて酷い時には丼鉢まで出動している夜も寝られない時がありました。

酷くなると雨漏り部分の特定をするべく漏れ箇所に印をしたりして天井裏にも入りましたが天井の漏れている部分と実際に屋根から侵入している部分が見つからず、別の場所からつたってくるようでした。そんな場所が何か所かあってその都度専門の職人さんにも点検を依頼しましたが完全に侵入箇所を確定することができず、考えられる範囲のスキ間を補修してもらいましたが結局完全には治りきらず、補修レベルの限界もあって防水効果を強化することもかねて屋根瓦をすべて交換しました。数か月は何もなく改善されたと喜んでいましたが台風の襲来があって同じ場所からまた再発してしまいました。結局、天井部分の不具合もあって55歳にして思い切って建て替えることにしました。

決断が遅れ余計な費用も掛かってしまいましたが、今では台風の時でも夜はゆっくり休むことができるようになりました。

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